Cisco、セキュリティ製品向けに再度修正パッチ - あらたな攻撃手法が判明、対応不十分で
Cisco Systemsが提供する「Cisco Adaptive Security Appliance(ASA)」などに深刻な脆弱性が見つかり、アップデートが公開されていたが、対策が不十分であったとして、同社は再度修正プログラムを用意した。
問題の脆弱性は、ASAソフトウェアの「SSL VPN」に判明した「CVE-2018-0101」。細工したXMLパケットによりシステムの制御を奪われるおそれがある。リモートより悪用されるおそれがあり、脆弱性の重要度は「クリティカル(Critical)」。
「ASAシリーズ」をはじめ、バーチャルアプライアンス「ASAv」や「Firepowerシリーズ」のほか、「Catalyst」向けに提供されている「ASAサービスモジュール」なども影響を受ける。
同社は、同脆弱性の判明を受けてアップデートをリリースしていたが、その後の調査で今回の脆弱性に対する別の攻撃手法を確認。当初の対策が不十分であることが判明したという。同社ではあらたに修正プログラムを用意し、提供を開始している。
(Security NEXT - 2018/02/08 )
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