2月21日ごろより「memcached」狙うアクセスが増加 - 悪用報告も
メモリキャッシュサーバ「memcached」を狙ったと見られるアクセスの増加が観測されている。DDoS攻撃の踏み台に悪用されたと見られる報告もあるという。
注意喚起を行ったJPCERTコーディネーションセンターによれば、2月21日ごろから「memcached」が利用するUDP 11211番ポートに対するアクセスが増加しているという。

11211番ポートに対するスキャン状況(グラフ:JPCERT/CC)
同センターの観測システムでパケットの増加を観測したほか、外部からも同センターに情報が寄せられている。さらに同サーバがDDoS攻撃の踏み台に悪用されたと見られるケースについても報告を受けているという。
「memcached」をデフォルトのまま利用している場合など、サーバが外部に意図せず公開されている場合があり、攻撃の踏み台に利用されたり、情報漏洩につながるおそれがあると同センターでは危険性を指摘。利用者にアクセス制御を適切に実施するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/02/27 )
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