サイバー防御演習「CYDER」、2018年度は一般事業者も受講可能に
情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンターは、サイバー防御演習「CYDER(CYber Defense Exercise with Recurrence)」を一般企業向けに提供する計画であることを明らかにした。重要インフラ事業者向けにも「CYDERANGE」を活用した演習を用意する。
「CYDER」のイメージ(画像:NICT)
「CYDER」は、体験型のサイバー防御演習。組織の情報システム担当職員としてチーム単位で演習に参加。模擬環境でサイバー攻撃によるインシデントの検知、対応、報告、回復までの一連の流れについて実際に体験、学習できる。
従来、国や地方公共団体、重要インフラ事業者向けに提供している。2018年度からは、演習自動化システム「CYDERANGE」を活用し、金融機関、交通機関、医療機関、教育機関などに最適化したコースを用意。さらに重要インフラではない事業者に対しても演習を提供する。
全国47都道府県で合計100回を開催する予定で、3000人以上が受講することを目指す。募集は4月から同機構のサイトで実施する予定。事前の申込予約も受け付けている。
なお、2018年度より重要インフラ事業者、一般事業者の場合、一部実費として1人あたり8万6400円を負担する必要がある。
(Security NEXT - 2018/03/07 )
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