Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MUFGカード」をかたるフィッシング - 15種類の異なるトップレベルドメインで偽サイトを配信

「MUFG」カードの利用者を狙ったフィッシングメールが確認されたとして、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。

20180326_ap_001.jpg

今回の攻撃では、「重要:必ずお読みください」という件名でフィッシングメールを送信。

本文ではウェブサービスに対し第三者によるアクセスを確認したため、IDを暫定的に変更したなどと記載。

リンクより誘導した偽サイトでクレジットカード番号や有効期限、セキュリティコードなどを入力させようとしていた。

誘導先として、15種類のURLが確認されているが、「.fun」「.ink」「.kim」「.pro」「.top」「.xyz」「.club」「.info」「.mobi」「.shop」「.site」「.tech」「.wang」「.store」「.online」など、それぞれ異なるトップレベルドメインが悪用されていたという。

同協議会によれば、3月26日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。

同様の文面を利用したフィッシングメールは1月にも確認されており、今後も類似した攻撃が発生するおそれがあるとして、引き続き攻撃への警戒と情報提供を求めている。

(Security NEXT - 2018/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

官民でフィッシング啓発キャンペーン - 安易なクレカ入力に注意喚起
9月のフィッシング報告、悪用URLが前月比4割減
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
11月に「フィッシング対策セミナー 2024」がオンライン開催
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
先週注目された記事(2024年10月6日〜2024年10月12日)
「JPAAWG 7th General Meeting」、参加登録を受付中
「CODE BLUE 2024」の講演が決定 - 脅威関連から、AI、情報戦まで
フィッシングの悪用URLが前月比2.2倍 - 過去最多を更新
「フィッシング対策勉強会」を9月にオンライン開催 - フィ対協