2017年4Qの新種マルウェア、6336万件で過去最悪 - ランサムも大幅増加
2017年第4四半期は、約6336万件の新種マルウェアが見つかり、過去最悪だったとするレポートをマカフィーが取りまとめた。新種ランサムウェアも前四半期比35%増と拡大している。
マルウェア亜種の検出数推移(グラフ:マカフィー)
同四半期に同社があらたに検知したマルウェアは、前四半期比32%増となる約6336万件。四半期ベースで過去最悪となった。これまでの総計は約6億9000万件となった。
2016年第4四半期以降、増加傾向が継続。ランサムウェアや「Facebook」を勝手に操作する「Faceliker」などの増加なども影響した。同四半期に検出された新種ランサムウェアは、前四半期比35%増となる約208万件。「Faceliker」は約376万件が検知された。
ランサムウェアは、直近1年間で59%と高い増加率を示しており、同四半期末におけるランサムウェアサンプルの総数は約1480万件に達している。記者説明会に登壇したセールスエンジニアリング本部本部長の櫻井秀光氏によれば、Windowsを対象とした「Genasom」のほか、Androidで端末をロックする「AndroidLock」などの増加が背景にあるという。
(Security NEXT - 2018/03/28 )
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