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MSのMeltdown緩和パッチ、適用で権限昇格おそれ - 悪用は未確認

一部Windows環境において、マイクロソフトより1月以降に公開されたセキュリティ更新を適用すると、任意のコードを実行されるおそれがあることがわかった。脆弱性を修正するアップデートがリリースされている。

今回明らかとなった脆弱性「CVE-2018-1038」は、Meltdownの緩和策として1月3日以降に公開されたパッチを適用することであらたに生じる権限昇格の脆弱性。

悪用には、システムにログオンする権限が必要となるが、新しいアカウントを作成したり、プログラムをインストールすることが可能となり、任意のコードを実行されるおそれがある。

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権限昇格の脆弱性「CVE-2018-1038」(表:MS)

(Security NEXT - 2018/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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