国内でも「Drupalgeddon 2.0」を観測 - 「Drupal」利用者はアップデート状況の確認を
コンテンツマネジメントシステム「Drupal」の深刻な脆弱性「CVE-2018-7600」に対する攻撃が発生している問題で、国内でも脆弱性を悪用する攻撃が観測されていることがわかった。
問題の「CVE-2018-7600」は、影響の大きさから別名「Drupalgeddon 2.0」とも呼ばれている脆弱性。3月28日に公開されたセキュリティアップデート「同8.5.1」「同7.58」で修正されたほか、サポートが終了したバージョンに対しても、「同 8.4.6」「同8.3.9」がリリースされている。
公開当初より悪用への警戒が呼びかけられていたが、GitHub上に実証コード(PoC)が公開された4月12日を境に状況が大きく変化。同脆弱性を利用して、バックドアやコインマイナーをダウンロードさせる攻撃が確認されている。
国内では、JPCERTコーディネーションセンターが4月16日の時点で、同センターにおける観測システムでは探索行為の検知にとどまり、攻撃そのものは確認していないことを明らかにしているが、警察庁では4月14日より攻撃を観測しており、その後増加傾向にあるという。
(Security NEXT - 2018/04/18 )
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