開幕で盛り上がるW杯便乗攻撃、試合日程や結果の確認ツールに偽装
サッカーワールドカップロシア大会が予選から大きな盛り上がりを見せているが、便乗する攻撃もそれにあわせて広がりを見せている。
ワールドカップなど大きなイベントが開催されるごとに、人気や高い注目度に便乗してマルウェアを感染させたり、情報をだまし取るフィッシング、金銭を振り込ませる詐欺などがこれまでもたびたび発生しているが、今大会に関しても攻撃が観測されている。
Check Point Software Technologiesによれば、試合の日程や結果をチェックできるツールに見せかけて、利用者が望まないアドウェアやツールバーを導入させるメールが出回っているもの。5月30日に確認し、6月5日に最初のピークを迎えたが、大会開幕後、ふたたび広がりを見せていると指摘している。
問題のメールは「World_Cup_2018_Schedule_and_Scoresheet_V1.86_CB-DL-Manager」といった件名で送信されており、ダウンローダーを添付ファイルとして送りつける手口。
誤って起動すると、アドウェアやツールバーなど、ユーザーが望まない9種類に及ぶ「PUP(Potentially Unwanted Program)」の実行ファイルを起動、インストールさせようとしていたという。
(Security NEXT - 2018/06/25 )
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