「Zaif」への不正アクセス、被害額を約70億円に修正 - 送金先アドレスから推計
テックビューロが運営する仮想通貨取引所「Zaif」が不正アクセスを受け、仮想通貨が不正に引き出された問題で、同社は9月21日に被害額を修正し、当初発表より約3億円多い約70億円相当にのぼることを明らかにした。
今回の不正アクセスは、9月14日17時ごろから同日19時ごろにかけて、入出金用のホットウォレットを管理するサーバが外部からの不正アクセスを受け、「Bitcoin」「Bitcoin Cash」「Monacoin」が不正に出金されたもの。その後の調査により詳細な被害額が判明した。
不正送金額は、「Bitcoin」が5966.1BTCで、9月18日の終値で換算すると約42億5000万円にのぼる。「Bitcoin Cash」が4万2327.1BCH(約21億1000万円)、「Monacoin」が623万6810.1MONA(約6億7000万円)で、総額は日本円に換算すると約70億3000万円にのぼる。顧客の預り資産は約45億9000万円だった。
被害額はいずれも、盗難された仮想通貨の送金先アドレスに入金があった数量から推計したものとしており、サーバの復旧により正確な被害額が判明した場合は訂正する予定。
(Security NEXT - 2018/09/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「出前館」が3日間にわたりサービス停止 - マルウェア感染で
流出「Bitcoin」の保証に向けた資金調達計画を発表 - DMM Bitcoin
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
国際作戦で「LockBit」の一部関係者を逮捕 - 復号鍵など押収
狙われる顧客管理ツール「SugarCRM」の脆弱性 - 米政府も注意喚起
ジブリパークのスタッフ情報が流出か - 派遣元にサイバー攻撃
QNAP、NASのファームウェア更新を呼びかけ - あらたなランサム攻撃を調査中
PCR検査のデータ管理システムがランサム被害 - 愛知県
暗号資産取引所「Liquid」から約108億円相当の暗号資産が流出か
日本空港給油でランサム感染被害 - 航空機給油業務に影響なし