子どものスマホ安全対策、約半数が利用せず - 有料アプリ利用は4.6%
子どもがスマートフォンを利用する際に、セキュリティや安全利用のために用意された機能について、約半数の保護者が利用していないことがわかった。
ジュピターテレコムが8月23日から24日にかけてインターネット調査を実施し、結果を取りまとめたもの。スマートフォンを保有する小学校3年生から中学3年生の保護者を対象に実施した。有効回答数は1000件。
同調査では、50.3%が子どもがスマートフォンを利用する際、セキュリティ機能などを提供するアプリを「利用していない」と回答。
一方、利用している対策は、「キャリア、MVNO事業者」によるものが34.1%で、「無料アプリ」が17.8%。一方「有料アプリ」の利用率は4.6%にとどまる。
セキュリティ対策などの利用状況(グラフ:J:COM)
具体的な対策を聞いたところ、「ウェブフィルタリング」が28.8%で最多。次いで「アプリのフィルタリング」が17.9%。
「アプリ内の課金の禁止、制限」が12.4%、「位置情報の確認」が10.8%、「アプリのダウンロード制限」が10.7%と続く。
子どものスマートフォン利用状況について把握している内容を尋ねたところ、「使用時間」が47.3%で最多。次いで「パスワード」が43.7%だった。
さらに「やり取りしている相手(37.0%)」「ダウンロードしたアプリ(36.6%)」「ウェブの閲覧履歴(14.4%)」「SNS上の発言や会話の内容(11.6%)」と続いた。
また保護者の6割が子どものスマートフォン利用が原因で親子喧嘩をしたことがあると回答。「長時間利用(56.5%)」「ゲームばかりしていた(46.8%)」「食事中にスマホを使っていた(19.8%)」「夜中にスマホを使って寝坊した(18.0%)」と続く。
利用しているセキュリティ、安全対策(グラフ:J:COM)
(Security NEXT - 2018/10/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事