2018年度上半期の個人情報事故報告は596件 - 特定個人情報は157件
個人情報保護委員会が2018年度上半期に報告を受けた個人情報の事故報告は596件だった。特定個人情報に関する事故は157件で、そのうち2件は重大な事故だったという。
同委員会によれば、2018年4月から9月に報告された漏洩などの個人情報に関する事故報告は596件。おもな原因は書類やメールの誤送付、紛失だが、インターネット経由の不正アクセスに関する報告も寄せられている。
個人情報保護法に基づき、同委員会では2件に対して立入検査を実施。また211件で報告を徴収したほか、139件の指導や助言を行った。
指導内容を見ると、個人情報が大量に漏洩した組織に対し、再発防止策の実施や個人情報の適切な取り扱いを求めたほか、不正アクセスによる情報漏洩の再発防止策において、サイトのプログラム修正を行った場合は、リリース前にセキュリティチェックを行うよう指導したという。
個人情報事故の報告や立ち入り検査の状況(表:個人情報保護委員会)
(Security NEXT - 2018/10/16 )
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