Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アプリ「JapanTaxi」、取得した位置情報を削除 - 同意不十分で広告利用

タクシーの配車機能を提供するスマートデバイス向けアプリ「JapanTaxi」において、取得した位置情報を明確な同意を得ずに目的外利用していたとして、同アプリの提供で協業するJapanTaxiとフリークアウトは、取得していた利用者の位置情報データを削除した。

JapanTaxiでは同アプリを通じて利用者の位置情報を取得。提供を受けたフリークアウトでは広告目的で利用していたが、取得方法に問題があると指摘する声がSNSで上がっていた。

問題のアプリでは、位置情報について利用許可を求める際、タクシーの配車機能向上に位置情報が必要であると説明。許可を求めるダイアログにおいても、コンテンツ表示やマーケティングなどを利用目的と記載する一方、広告利用に関しては説明がなかった。

両社は今回の問題を認め、すでに取得していた位置情報などを削除。データの取得に使われているアプリ向けの開発キット「フリークアウトSDK」を同アプリより削除したほか、プライバシーポリシーを改訂したという。

(Security NEXT - 2018/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

書類紛失で社会保険納付記録を確認できず - 督促から判明
電子カルテ事業者がペット飼い主情報を誤アップ - 事故対応で誤送信も
道路台帳付図を個人情報未削除で公開 - 北海道開発局
講座受講者向けの動画URL通知メールで誤送信 - 宮城県総合教育センター
県立高校の生徒の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 埼玉県
JPCERT/CC、「ベストレポーター賞 2024」を発表
Instagramアカウントに不正アクセス - バウアーファインド
「NVIDIA License System」に脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
通販サイトにPWリスト攻撃、個人情報閲覧の可能性 - ヨネックス
JPNIC、「RPKIを活用した不正経路対策ガイドライン」 - ISPに対策呼びかけ