クレカ明細サービス装うフィッシング攻撃 - 「信頼性高めるため」などと本文中URLからのアクセス促す
セディナが提供するクレジットカード利用者向けサービス「OMC Plus」を装うフィッシング攻撃が報告されている。フィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
「重要:必ずお読みください」といった件名で同サービスを装ったメールが出回っているもの。
メールの本文では、第三者によるアクセスを確認し、登録IDを変更したなどと説明。
メールでは、送信者や本文に記載されたURLを容易に偽装できるため、正規サイトへアクセスする場合はメールに記載されたリンクからはアクセスせず、あらかじめ登録しておいたブックマークなどを利用することなどがフィッシング対策として推奨されることも多い。
しかし、今回確認されたフィッシングメールでは、「信頼性、正当性を高めるため」などともっともらしく説明し、メール本文内に記載されたURLより偽サイトへアクセスするよう求めていた。
誘導先のフィッシングサイトでは、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコードのほか、氏名や生年月日、電話番号、メールアドレスなどを入力させようとしていた。
またフィッシングサイトは、正規サイトよりデザインなどを盗用し、酷似したページを作成したものと見られ、「新規会員登録」などとメールの内容とつじつまがあわない記載も見られる。
同協議会では、12月10日の時点でフィッシングサイトの稼働を確認しており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/12/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
「レイク」「オリックス」の偽メールに注意 - 狙われる消費者金融ブランド
標的型攻撃メール訓練サービスに「サポート詐欺」対策など追加
JR西日本の「WESTER」装うフィッシング - ポイントプレゼントで誘惑
「プロミス」装うフィッシングメール - 偽サイトに誘導
「アイフル」装う偽メール - 融資関連の連絡やフィッシングの注意喚起を偽装
JAバンクの利用者を狙うフィッシング攻撃
本文中の「2次元コード」から偽サイトへ誘導するフィッシング
「ろうきん」利用者狙うフィッシング攻撃が発生
地震に便乗する「フィッシング攻撃」や「偽情報」に警戒を