ウェブで「IPAフォントが見つからない」と偽警告 - マルウェア感染狙う手口
ウェブサイトの表示にあたり、フォントが不足しているなどとだまし、マルウェアを感染させるケースが確認されている。改ざんされた正規サイトで表示されるケースもあり注意が必要だ。
「不足しているフォント」などと偽の警告を発するよう正規サイトが改ざんされる手口を情報処理推進機構(IPA)が確認したもの。
問題の画面では、「IPAフォントが見つからない」とし、ウェブページを正しく表示するためにはインストールが必要などと説明。ダウンロードを促すボタンが表示されるが、リンク先よりダウンロードされるのはマルウェアで、誤って開くと、リモートアクセスツール(RAT)に感染するという。
無差別な攻撃か、特定の企業を狙った標的型攻撃であるかはわかっていないという。同機構は正規サイトであっても、不用意にファイルのダウンロードを行わないよう注意を呼びかけている。
お詫びと訂正:本記事において一部誤植があり修正いたしました。読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。
(Security NEXT - 2019/02/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
11月に「フィッシング対策セミナー 2024」がオンライン開催
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
「CODE BLUE 2024」の講演が決定 - 脅威関連から、AI、情報戦まで
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍
「Mirai」と異なるボット、国内ベンダーのルータに感染拡大か
盆休みにパッチ公開日が直撃 - 夏季休暇に向けて十分な備えを