Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「アカウントは閉鎖されます」 - 偽Amazonからのメールに注意

「Amazon」を装ったフィッシング攻撃が確認されている。「アカウントの閉鎖」といった文句で不安を煽り、偽サイトへ誘導していた。

20190218_ap_001.jpg
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)

フィッシング対策協議会によれば、問題のフィッシングメールは、「あなたのアカウントは閉鎖されます」など、複数の件名で送信されているという。

メールの本文では、「クレジットカードの期限切れ」などを理由にアカウントを更新できなかったと説明。さらに「異常な操作を検出した」などとし、アカウントが停止されているなどと不安を煽っていた。

メールの本文を見ると、「ご利用いただきありがとうございますが、」「アカウントで何ができるか的を絞ってください」など、不自然な表現が散見される。さらに「アカウントAmazon」「Amazonアカウント」「アマゾンアカウント」など表記に揺れがみられ、機械翻訳を用いて作成された可能性が高い。また1月に確認されたフィッシング攻撃と同様、「Amazone」などブランド名のスペルミスも見られた。

誘導先のフィッシングサイトとして、少なくとも3件のURLが利用されており、2月18日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されている。同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼するとともに、類似したフィッシングサイトへ注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大
「au PAY」装うフィッシング - ポイントプレゼントなどと誘惑
プレゼント装うフィッシング詐欺 - 本人確認と称してクレカ情報詐取
貸金庫取引を装った詐欺メールに注意喚起 - 三菱UFJ銀
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
「レイク」「オリックス」の偽メールに注意 - 狙われる消費者金融ブランド