「アカウントは閉鎖されます」 - 偽Amazonからのメールに注意
「Amazon」を装ったフィッシング攻撃が確認されている。「アカウントの閉鎖」といった文句で不安を煽り、偽サイトへ誘導していた。
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
フィッシング対策協議会によれば、問題のフィッシングメールは、「あなたのアカウントは閉鎖されます」など、複数の件名で送信されているという。
メールの本文では、「クレジットカードの期限切れ」などを理由にアカウントを更新できなかったと説明。さらに「異常な操作を検出した」などとし、アカウントが停止されているなどと不安を煽っていた。
メールの本文を見ると、「ご利用いただきありがとうございますが、」「アカウントで何ができるか的を絞ってください」など、不自然な表現が散見される。さらに「アカウントAmazon」「Amazonアカウント」「アマゾンアカウント」など表記に揺れがみられ、機械翻訳を用いて作成された可能性が高い。また1月に確認されたフィッシング攻撃と同様、「Amazone」などブランド名のスペルミスも見られた。
誘導先のフィッシングサイトとして、少なくとも3件のURLが利用されており、2月18日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されている。同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼するとともに、類似したフィッシングサイトへ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/02/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
「レイク」「オリックス」の偽メールに注意 - 狙われる消費者金融ブランド
標的型攻撃メール訓練サービスに「サポート詐欺」対策など追加
JR西日本の「WESTER」装うフィッシング - ポイントプレゼントで誘惑
「プロミス」装うフィッシングメール - 偽サイトに誘導
「アイフル」装う偽メール - 融資関連の連絡やフィッシングの注意喚起を偽装
JAバンクの利用者を狙うフィッシング攻撃
本文中の「2次元コード」から偽サイトへ誘導するフィッシング
「ろうきん」利用者狙うフィッシング攻撃が発生
地震に便乗する「フィッシング攻撃」や「偽情報」に警戒を