「不正ログインでリセット」とウソ - 「三井住友カード」装うフィッシングに注意
「三井住友カード」を装ったフィッシング攻撃が確認された。「不正ログイン」の発生を装う内容で、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。
今回確認されたのは、フィッシングメールより偽サイトへ誘導する手口。「【重要】三井住友カード緊急のご連絡 」といった件名のメールを送りつけていた。
メールの本文では、「第三者によって不正にログインされた可能性がある」とし、「セキュリティ保護の観点から緊急の措置としてパスワードをリセットした」などと説明。パスワード設定ページなどと称してフィッシングサイトへ誘導する。また発信日の記載もあり、「2019年02月18日」と今回の攻撃にあわせた内容が記されていた。
誘導先のフィッシングページでは、クレジットカード番号、有効期限、生年月日、セキュリティコード、電話番号、暗証番号、支払口座の下4桁などの入力を求める。一部誘導先サイトは、SSL/TLSによる暗号化にも対応していた。
2月19日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターに調査を依頼。類似したフィッシングサイトに注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/02/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
「レイク」「オリックス」の偽メールに注意 - 狙われる消費者金融ブランド
標的型攻撃メール訓練サービスに「サポート詐欺」対策など追加
JR西日本の「WESTER」装うフィッシング - ポイントプレゼントで誘惑
「プロミス」装うフィッシングメール - 偽サイトに誘導
「アイフル」装う偽メール - 融資関連の連絡やフィッシングの注意喚起を偽装
JAバンクの利用者を狙うフィッシング攻撃
本文中の「2次元コード」から偽サイトへ誘導するフィッシング
「ろうきん」利用者狙うフィッシング攻撃が発生
地震に便乗する「フィッシング攻撃」や「偽情報」に警戒を