Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コインマイナー埋込狙う「Drupal」への脆弱性攻撃が発生 - 当初の一部緩和策に誤りも

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、脆弱性を狙った攻撃が発生していることがわかった。当初アナウンスされた一部緩和策に誤りがあったことも判明している。

問題の「CVE 2019-6340」は、モジュール「RESTful Web Services」を有効化している場合、任意のPHPコードが実行可能となる脆弱性。

脆弱性の公開後、脆弱なシステムを探索していると見られるアクセスが国内でも観測されており、Drupalの開発チームでもエクスプロイトに関する多数の報告を受けているという。

Impervaでは、複数のサイトを対象とした攻撃が展開されていることを検知。同社によれば、数十にわたる同社の顧客サイトにおいて、複数国、複数の攻撃者を発信元とする攻撃をブロックした。

攻撃は2月23日に集中しており、100件超を検知。攻撃対象となったサイトには、金融機関や政府のサイトも含まれていた。翌24日にも攻撃は検知されたが、数件のレベルまで収束している。

(Security NEXT - 2019/02/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Roller」にPW変更後もログインセッションが破棄されない脆弱性
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Java SE」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を解消
「Cisco Webex App」に脆弱性 - 不正な招待リンクでコード実行のおそれ
「CVEプログラム」の運用財団が設立 - 米政府契約終了を受け移行か
Windows向け「Horizon Client」に権限昇格の脆弱性 - パッチがリリース
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Mozilla、「Firefox 137.0.2」をリリース - 脆弱性1件を解消
既知脆弱性による「FortiOS」侵害の新手法 - 初期経路封じても被害継続
「NATS Server」の一部APIに深刻な脆弱性 - アップデートを