医療機器メーカー元従業員が書類送検 - 患者や顧客、技術情報など不正持出
医療機器の製造、販売を手がけるアークレイの元従業員が、不正競争防止法違反の容疑で、京都地方検察庁に3月7日付けで書類送検されたことがわかった。
同社によれば、元従業員が2018年5月に患者や顧客、技術、営業など同社に関する機密情報などを持ち出したことが同年7月に発覚し、告訴していた。
元従業員の退職を受け、2018年7月に使用していたパソコンを調査。機密情報を書き出したログが確認されたため、本人に確認したところ、USBメモリを使って私有パソコンへ情報をコピーしていたことを認めたという。
持ち出し被害に遭った患者情報は、同社が医療機関から提供を受けていたもので、885人分の氏名や施設名、検査データなどが含まれる。またアンケートに回答した医療従事者など2603人分の氏名や電話番号、メールアドレス、所属なども持ち出していたとしている。
(Security NEXT - 2019/03/11 )
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