「Windows 7」に権限昇格のゼロデイ脆弱性 - 標的型攻撃で積極的な悪用
「Windows」が影響を受けるゼロデイ脆弱性が明らかになった。Googleが公表したもので、標的型攻撃で積極的に悪用されているという。
問題の脆弱性は、同社がすでに明らかにしている「Chrome」の「CVE-2019-5786」とともに、ゼロデイ脆弱性として、2月27日に報告を受けたものだという。
「Windows」のカーネルモードドライバである「win32k.sys」において、権限の昇格が生じるNULLポインタ参照の脆弱性で、サンドボックスを回避するために使用されるおそれがある。
同社は、同脆弱性を「Windows 7」のみ影響を受けるものと分析。実際に32ビット版の「Windows 7」を対象として、積極的な標的型攻撃が展開されているという。
(Security NEXT - 2019/03/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
米当局、AppleやOracleの脆弱性悪用に注意喚起
頻繁に悪用された脆弱性トップ15 - 多くでゼロデイ攻撃も
MS、月例パッチで脆弱性90件を修正 - すでに2件は悪用済み
「FortiManager」狙う攻撃 - IoC情報など更新、被害ないか確認を
「FortiManager」脆弱性、6月下旬より悪用 - 被害機器は50以上か
「Firefox」に脆弱性 - わずか5日で再度アップデート
「Ivanti CSA」にゼロデイ脆弱性 - 既知脆弱性と連鎖させた攻撃
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
1週間で脆弱性7件を悪用リストに追加 - 米当局
9月のMS月例パッチで「悪用なし」の脆弱性 - 7月以前に悪用