Androidマルウェア、検知数が 前年比約1.7倍に - 新種ランサムは9分の1
Kaspersky Labは、2018年にスマートデバイス上で検知されたマルウェアが、前年の約1.7倍に拡大したとの調査結果を取りまとめた。一方で検知されたユーザー数は8%ほどの増加にとどまり、1ユーザーあたりの検知数が増加している。
同社クラウド基盤で2018年に検知したAndroidを対象とするマルウェアの動向を取りまとめたもの。同年に観測されたスマートデバイスを対象とした悪意あるインストールパッケージの種類は532万1142件。前年から40万9774件の減少となった。
その一方で端末上の検知回数は約1億1650万件となり、約6640万件だった2017年の約1.7倍へと拡大した。989万5774ユーザーにおいて検知されたもので、前年の912万1774ユーザーを上回るものの、8.4%ほどの上昇にとどまり、1ユーザーあたりの検知回数が増えている。
同社が検知したモバイルマルウェアのうち、別のマルウェアをダウンロードするいわゆる「ドロッパー」のトロイの木馬が17.2%で、前年の8.6%から割合が上昇した。
(Security NEXT - 2019/03/29 )
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