2割強の企業が過去1年間にPCやスマホ紛失を経験
2割以上の企業において、過去1年間にノートパソコンやスマートフォンをはじめとするモバイル端末の盗難あるいは紛失を経験していることがわかった。
日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)とITRが、1月17日から2月4日にかけてインターネットにより、ITの活用状況についてアンケート調査を実施し、結果を取りまとめたもの。従業員50人以上の国内企業で、IT戦略策定または情報セキュリティ施策に関わる課長職相当以上の役職者686人が回答した。
過去1年間に認知したセキュリティインシデントを見ると、「スマートフォン、携帯電話、タブレットの紛失、盗難」が26.1%で最多。前年から5.3ポイント増加した。
「従業員によるデータ、情報機器の紛失、盗難」が24.1%、、「モバイルPCの紛失、盗難」が20.8%、「USBメモリ、記録媒体の紛失、盗難」が19.1%と続き、「社内PCのマルウェア感染(23.5%)」を除くと、データや端末の紛失が目立つ結果となった。
外部からなりすましメールを受信したケースが17.8%。さらに」ウェブサイトへの不正アクセス(13.1%)」「標的型攻撃(13.0%)」などのインシデントも1割を超えた。また内部不正による個人情報の漏洩や逸失も7.7%が経験したと回答したという。
(グラフ:JIPDEC)
(Security NEXT - 2019/03/29 )
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