フィッシングはURL、ブランドいずれも悪用増加 - iOSで構成変更させる手口も
3月はフィッシング攻撃の勢いが前月から増している。フィッシングの報告はもちろん、URL、悪用されたブランドのいずれも前月を上回った。
フィッシング対策協議会によれば、3月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告は2352件。前月の2100件から252件増加し、8カ月ぶりに2000件を超えた前月をさらに上回る水準となった。
悪用されたURLは1238件で前月の1134件から104件増。2018年11月以降、5カ月連続で1000件を超えている。悪用されたブランド件数も40件と、前月から5件増加した。
同月も引き続き、「Amazon」「Apple」をかたるフィッシングメールが多数報告されている。金融機関についても、多くのブランドが悪用されている。
宅配業者をかたるフィッシングでは、フィッシングサイトへ誘導する前にiOSの構成プロファイルのインストールを促し、設定を変更させる手口が確認されているという。
フィッシング攻撃の動向(フィ対協発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2019/04/03 )
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