Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「端末が不正利用」とキャリアの緊急連絡偽うメールに注意 - 情報窃取アプリの導入促す

携帯電話キャリアの緊急連絡を装ったメールによって偽サイトへ誘導し、アプリをインストールさせて個人情報などをだまし取る攻撃が確認された。

注意喚起を行ったNTTドコモによれば、「緊急お知らせ」といった件名で悪意あるメールが出回っているもの。同社からの緊急連絡を装い、「利用端末が第三者によって不正に利用された」などと不安を煽る内容だという。

問題のメールでは、「セキュリティ保護の観点からアップデートの手続きが必要」などとだまし、公式サイトに見せかけた偽サイトへ誘導。悪意あるアプリをインストールさせたり、暗証番号を詐取しようとしていた。

同社は、緊急連絡としてアプリのインストールを案内することはないと説明。こうしたメールに記載されたサイトへはアクセスしないよう呼びかけた。

同社を装った迷惑メールは、改元にともなう料金改定の通知を装ったケースや、dアカウントのパスワード初期化の連絡を装ったものなど、さまざまなパターンが確認されている。

(Security NEXT - 2019/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「レイク」「オリックス」の偽メールに注意 - 狙われる消費者金融ブランド
JR西日本の「WESTER」装うフィッシング - ポイントプレゼントで誘惑
「プロミス」装うフィッシングメール - 偽サイトに誘導
JAバンクの利用者を狙うフィッシング攻撃
本文中の「2次元コード」から偽サイトへ誘導するフィッシング
「ろうきん」利用者狙うフィッシング攻撃が発生
ドメインやホスティングが停止すると不安煽るフィッシングに警戒を
警察庁、同庁サイト模倣した偽サイトに注意呼びかけ
「りそな銀行」かたるフィッシング攻撃の報告が増加
国税庁装うフィッシング攻撃の報告が増加 - 滞納で差押えなどと不安煽る