東京五輪のチケット抽選に便乗する攻撃に注意 - 「良い席譲る」にも注意を
2020年に開催される東京オリンピックの観戦チケットで抽選が実施され、結果が発表された。注目度が高いイベントに便乗するフィッシング攻撃や詐欺行為に注意が必要だ。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、6月20日よりウェブサイト上でチケットの抽選結果を発表。応募者にメールで通知を開始している。
フィッシング攻撃と区別するため、組織委員会では今回送信するメールに、ウェブサイトのURLを記載しないことを表明している。もし、関連するメールに見えても、着信したメールに、ウェブサイトへ誘導するURLやリンクがある場合は、警戒が必要となる。
今回のチケット販売に限らず、新製品や注目度が高いイベントは、スパムやフィッシング攻撃などに悪用されるケースが後を絶たない。関係機関も警戒を強めており、注意喚起を行っている。
チケット当選の手続きなどに見せかけたなりすましには当然注意が必要となるが、抽選への応募に関係なく、人気競技や良い席のチケットを譲るといった話題で興味を引くメールにも気を付けたい。
今回のチケットは公式販売チャネル以外では購入できない。くわえて無断転売が禁止となっており、購入者が観戦できなくなった場合も、公式リセールサービスを通じて売却する必要がある。また購入時に必要となる「TOKYO 2020 ID」についても、譲渡や売買が禁止されている。
(Security NEXT - 2019/06/20 )
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