「OneDrive」上の共有ファイルを悪用したフィッシング - 正規URLで誘導
メールでクラウドストレージ上のファイルへ誘導し、メールのアカウント情報を詐取するフィッシング攻撃が報告された。フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。
メールの保存領域が不足しており、「更新」や「再アクティブ化」が必要などとして、フィッシングサイトへ誘導するもの。対応しないとメールを送受信できなくなったり、アカウントが閉鎖されるなどとして不安を煽っていた。
今回の攻撃では、誘導先のフォームがマイクロソフトのクラウドストレージサービス「OneDrive」上にExcelで作成されており、正規URLで誘導。アクセスしたユーザーが正規のサイトと信じてしまったり、フィルタリング製品などが回避されるおそれもある。
フィッシング対策協議会では、「OneDrive」を悪用し、認証情報の詐取を試みる攻撃について多数報告を受けていると指摘。類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/06/27 )
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