メルカリで「規約違反」と不安煽るフィッシング攻撃 - 本文が「ラクマ」のケースも
メルカリが提供するフリーマーケットアプリ「メルカリ」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が発生している。「規約違反」などと不安を煽る内容でフィッシングメールが送信されているという。
フィッシング対策協議会によれば、フィッシングメールでは「メルカリ事務局」を名乗り、「規約違反」や「サービス変更」「本人確認」「アカウント停止」「重要連絡」といった口実でメールを送信していた。
問題のメールは、少なくとも7種類の件名で送信。メールの本文では、「会員基準を満たしておらず、サービスの制限を実施する」などと不安を煽り、偽サイトへ誘導していた。誘導先サイトでは、氏名や住所、電話番号のほか、クレジットカード情報、さらに3Dセキュアのパスワードを詐取しようとしていた。
また一部フィッシングメールでは、件名やメールのフッタに「メルカリ事務局」とあるものの、メールの本文では、楽天が運営する「ラクマ」のカスタマーサポートを名乗るなど、雑な作りだった。複数のフリーマーケットサービスが攻撃対象となっている可能性もある。
8月14日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では類似したフィッシングサイトへ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/08/14 )
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