「お宅の口座情報を早急に更新してください」 - 「偽Apple」メールが流通
Appleを装い、登録情報の更新が必要などとして偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が確認された。一部漢字表記が中国語の簡体字により記載されていた。
フィッシング対策協議会によれば、問題のフィッシングメールは、「Appleサービスセンター」を装い、送信されているもの。「お宅の口座情報を早急に更新してください。」という件名で流通している。
メールの本文では、「アカウントで異常な登録が発生したため、アカウント情報の更新が完了するまでアカウントをロックする」などと説明。さらに3営業日以内に口座情報を更新しないと、停止するなどと不安を煽り、本文内のリンクへアクセスさせようとしていた。
本文は一見日本語に見えるが、一部漢字表記が中国語の簡体字となっている。メール内のリンクをクリックすると、正規サイトを偽装したフィッシングサイトへ転送され、Apple IDやパスワードなどの入力を求めていた。
8月20日の時点でサイトの稼働が確認されており、サイトの閉鎖へ向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターに調査を依頼。類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/08/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大
「au PAY」装うフィッシング - ポイントプレゼントなどと誘惑
プレゼント装うフィッシング詐欺 - 本人確認と称してクレカ情報詐取
貸金庫取引を装った詐欺メールに注意喚起 - 三菱UFJ銀
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
「レイク」「オリックス」の偽メールに注意 - 狙われる消費者金融ブランド
標的型攻撃メール訓練サービスに「サポート詐欺」対策など追加