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複数製品「SSL VPN機能」を狙う攻撃が発生 - 悪用コード公開で

Fortinet製品向けOS「FortiOS」や、Pulse Secureの「Pulse Connect Secure(PCS)」などが備える「SSL VPN」機能に複数の脆弱性が見つかった問題で、悪用コードが公開され、実際に攻撃が観測されはじめた。利用者は注意が必要だ。

セキュリティ研究者のMeh Chang氏とOrange Tsai氏が複数ベンダーのセキュリティゲートウェイが備える「SSL VPN機能」について脆弱性を発見。報告を受けたセキュリティベンダーではアドバイザリを公開し、すでにアップデートがリリース済みだが、8月に入り、脆弱性の詳細やエクスプロイトコードが公開されたことから、実際に悪用する動きが広がっている。

Fortinetでは、脆弱性の報告を受けて5月にアップデートを実施しているが、そのひとつであるウェブインタフェースに見つかったパストラバーサルの脆弱性「CVE-2018-13379」に対する攻撃が確認された。

同脆弱性は、細工したHTTPリクエストによりシステムからファイルを取得することが可能となるもので、ユーザー名やパスワードを取得されるおそれがある。「FortiOS」に関しては、攻撃者のウェブサーバをプロクシとして利用できるヒープオーバーフローの脆弱性「CVE-2018-13381」やバックドアなども明らかとなっている。

(Security NEXT - 2019/08/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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