7月のDDoS攻撃検知が1.5倍に、約76Gbpsの攻撃も
インターネットイニシアティブ(IIJ)によると、7月に対処したDDoS攻撃の件数が前月の約1.5倍へと増加した。もっとも大きかった攻撃の規模についても前月を大幅に上回ったという。
同社がDDoS攻撃対策サービスで対処したDDoS攻撃の動向を取りまとめたもの。7月に検出したDDoS攻撃は509件で、前月の328件から約1.5倍に拡大した。
1日あたりの攻撃件数は約16.4件。前月の平均10.9件を大きく上回り、7月24日には50件を超える攻撃も検出された。ただし、5件に満たない日もあるなど、ばらつきも見られる。
同月に観測された攻撃のうち、もっとも規模が大きかったのは、DNSを用いたリフレクション攻撃。738万ppsのパケットにより、最大約75.7Gbpsのトラフィックが発生した。前月の最大148万pps、最大約8.11Gbpsを大きく上回っている。
もっとも長時間にわたり継続したのは38分間にわたるNTPを利用したリフレクション攻撃で、最大で2.91Gbpsの通信量が発生した。
(Security NEXT - 2019/09/03 )
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