「EC-CUBE」向け決済モジュールに複数脆弱性
eコマースサイト向けコンテンツマネジメントシステム(CMS)の「EC-CUBE」向けに提供されている決済モジュール「ルミーズ決済モジュール」に複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、ルミーズが「EC-CUBE 2.13」「同2.12」「同2.11」に提供する「ルミーズ決済モジュール3.0.12」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2019-6016」や、情報漏洩の脆弱性「CVE-2019-6017」が明らかとなったもの。
モジュールの一部機能が悪用され、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたり、製品に登録されている情報を取得されるおそれがある。
管理者権限やログインの有無にかかわらず、誰でも攻撃可能が可能。会員の登録有無にかかわらず、注文を行ったことがあるユーザーが被害を受けるおそれがあるという。また同モジュール利用環境では他決済方法にも影響を及ぼすおそれがある。
同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの佐藤元氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。ルミーズでは、脆弱性を修正した「同3.0.13」をリリースしており、アップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/10/07 )
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