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「sudo」に権限設定バイパスのおそれ - rootでコマンド実行可能に

UNIXやLinuxなどで利用されている「sudo」に権限設定がバイパスされるおそれがある脆弱性が明らかとなった。開発チームやセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

sudo権限をもつユーザーが、「ALL」キーワードによって任意のユーザーとしてコマンドを実行できるよう設定されている環境において、許可していない場合であってもroot権限でコマンドの実行が可能となる脆弱性「CVE-2019-14287」が明らかとなったもの。

開発グループでは、脆弱性を修正した「同1.8.28」をリリースした。同脆弱性が明らかとなったことを受け、各ディストリビューションにおいてもアップデートの提供を開始。JPCERTコーディネーションセンターなども注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2019/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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