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「2万円の払い戻し」などと誘う全日空のフィッシングに注意

全日本空輸(ANA)を装ったフィッシング攻撃が確認されているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起を行っている。

同協議会によれば、問題のフィッシングメールは、「ANA Airways Refund: Customer ID JP」「ANA, All Nippon Airways Refund」といった件名とともに送信されている。

メールの本文では、「オンラインで2万円の払い戻しを受ける権利がある」などと説明。リンクをクリックさせ、IPアドレスベースのURLであるサイトより転送を経てフィッシングサイトへ誘導していた。

誘導先のフィッシングサイトでは、税還付を受けるにはフォームへ入力する必要があるとなどとし、マイレージクラブの顧客番号やクレジットカード情報の入力を促す。

10月30日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/10/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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