PR TIMESで障害、プレスリリース9本配信できず
プレスリリースを配信するPR TIMESのウェブサイトにおいて、約10時間にわたりアクセスできない障害が発生した。同一IPアドレスからの大量のアクセスが行われたことが原因だという。
同社によれば、ウェブサイトへアクセスできなくなる障害が、12月9日18時5分から10日4時17分にかけて発生したもの。配信済みのプレスリリースを閲覧できない状態となり、障害発生時間帯に配信予定だったプレスリリース9本について配信できなかったという。
障害が発生する直前の12月9日17時から18時までの約1時間に、100万件近いアクセスが同一のIPアドレスから行われており、これらが原因で障害が発生した可能性が高いと説明。
データベースサーバへの高負荷でアクティブのサーバとスタンバイのサーバが複数回にわたり切り替わり、最終的にクラスタにおいてサーバをアクティブにできず、いずれもスタンバイ状態に陥ったという。
同社では、アクセス元のIPアドレスを遮断。今後はサーバのメモリを増強して負荷へ対応する。同社は障害が発生した9日にプレスリリースを配信したり、同日配信が行えなかった従量課金プランの利用企業に対して、対象となる料金を無料にする方針。対象となるプレスリリースは最大で203本程度だという。
(Security NEXT - 2019/12/11 )
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