Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware ESXi」「Horizon DaaS」に深刻なRCE脆弱性

「VMware ESXi」および「VMware Horizon DaaS」にリモートよりコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

両製品で使用する「OpenSLP」に起因したヒープバッファフローの脆弱性「CVE-2019-5544」が明らかとなったもの。共通脆弱性評価システムであるCVSSv3のスコアは「9.8」で、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

ホストや管理アプライアンスにおいて427番ポートへアクセスできる場合、ヒープ領域のデータが上書きされ、リモートよりコードを実行されるおそれがある。

同社は「ESXi」に対して、修正パッチをリリースしたほか、「SLP」サービスの停止や無効化といった緩和策を公開。「Horizo​​n DaaS」についてはパッチの提供が保留となっており、影響を緩和するホットフィクスが提供されている。

(Security NEXT - 2019/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Kubernetesの「gitRepoボリューム」に脆弱性 - アップデートで修正
危険な脆弱性タイプのランキング - CSRFやコード挿入が上昇
米当局、AppleやOracleの脆弱性悪用に注意喚起
「Adobe InDesign」に定例外パッチ - ただし適用優先度は低
「くら寿司 公式アプリ」Android版に脆弱性 - 暗号鍵をハードコード
Fortraのセキュリティ製品、暗号化バイパスの脆弱性を修正
「Wget」非推奨機能に起因する脆弱性、アップデートで削除
「PostgreSQL」にアップデート、脆弱性を修正 - 「同12」はサポート終了へ
「VMware vCenter Server」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月と11月の更新で修正