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「7pay不正アクセス事件」は約6割が認知 - 「スミッシング」は3割届かず

マカフィーが実施した直近1年間のセキュリティ関連事件における認知度は、「7pay」に関する不正アクセス事件がもっとも高く、6割強が認知していると回答した。一方で攻撃が増加するSMSを利用したフィッシングの認知度は3割に満たなかった。

2018年11月から2019年11月までの1年間に報道されたセキュリティに関する事件の認知度についてインターネットによるアンケート調査を実施し、結果を取りまとめたもの。調査会社のモニターに登録する企業経営者、情報システム担当者、一般従業員など22歳以上の男女1552人が回答した。

同社が提示した選択肢において認知度がもっとも高かったのは、セブン・ペイが運営するコード決済サービス「7pay」の一部アカウントに対する不正アクセスで認知度は63.9%だった。

次に認知度が高かったのは、ヤマト運輸が提供するウェブサービス「クロネコメンバーズ」へのパスワードリスト攻撃による不正ログインで36.4%にとどまった。

フィッシング関連を見ると、ゆうちょ銀行をかたったフィッシングメールが28.4%。、スマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)を使ったフィッシングである「スミッシング」が25.6%だった。

認知度が高かった上位10件の事件は以下のとおり。

「7pay」一部アカウントへの不正アクセス(63.9%)
クロネコメンバーズへのパスワードリスト攻撃による不正ログイン(36.4%)
ファーウェイの通信機器に対する締め出し強化(34.0%)
SNS投稿顔写真の瞳から住所を特定、わいせつ行為で逮捕、起訴(33.4%)
Facebookユーザー情報がクラウド上で公開(29.6%)
ゆうちょ銀行をかたるフィッシングメール(28.4%)
トレンドマイクロ元従業員が顧客情報を盗み、第三者に売却(27.3%)
SMSを使ったフィッシング「スミッシング」が増加(25.6%)
「宅ふぁいる便」に不正アクセス(25.5%)
米国との首脳会談中にも北朝鮮サイバー攻撃の手を緩めず(25.5%)

(Security NEXT - 2019/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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