既知の「Cisco ASA」脆弱性狙う攻撃が急増 - 休み前に対策を
Cisco Systemsのセキュリティ製品「Cisco Adaptive Security Appliance(ASA)」や「Cisco Firepower」における既知の脆弱性を悪用した攻撃の急増が観測されている。早急なアップデートが求められる。
問題とされる「CVE-2018-0296」はディレクトリトラバーサルの脆弱性。製品内で利用するウェブフレームワークに起因する脆弱性で、細工したURLにより認証なしに悪用が可能。情報漏洩やサービス拒否が生じるおそれがある。
アップデートは2018年6月にリリース済み。同月に脆弱性を報告した研究者によって詳細が明らかにされると、同月には脆弱性の悪用が観測された。
さらに2019年4月には、国家の関与が疑われる攻撃キャンペーン「Sea Turtle」によって悪用されていることが明らかになった。
(Security NEXT - 2019/12/24 )
ツイート
PR
関連記事
「Wget」非推奨機能に起因する脆弱性、アップデートで削除
「PostgreSQL」にアップデート、脆弱性を修正 - 「同12」はサポート終了へ
「VMware vCenter Server」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月と11月の更新で修正
「PAN-OS」脆弱性狙う「Lunar Peek作戦」 - FW上にウェブシェル設置
「Oracle Agile PLM」に情報漏洩の脆弱性 - 定例外パッチで緊急対応
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正を実施
NVIDIAのGPUリソース管理ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
TIBCOの分散アプリ監視管理ツールに深刻な脆弱性 - 修正アップデートが公開
「iOS」「iPadOS」のアップデート公開 - ゼロデイ脆弱性を修正