Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

グループ会社で「Emotet」感染、なりすましメールが送信 - シナネン

シナネンは、グループ会社においてパソコンがマルウェアに感染し、同社やグループ会社になりすましたメールが社内外に送信されていることを明らかにした。

同社によれば、12月16日午後、グループ会社の事務処理用パソコンでメールの添付ファイルを通じてマルウェア「Emotet」に感染したもの。同日夕方、同社のなりすましメールを社内で確認した。取引先から受信の報告を受けたという。

同社やグループ会社の複数の端末で同様のメールを受信していたことが翌日に判明。問題の添付ファイルを開封した端末の隔離作業を進めている。

問題のなりすましメールは、「請求書送付のお願い」「賞与支給届」「勤怠データの件」など業務を装った件名で送信されており、添付ファイルやメール中のURLの開封を促していた。

同社は被害状況について調査を進めており、判明次第報告する予定。送信元のメールアドレスは、同社以外のものが利用されており、なりすましと見られるメールを受け取った場合は、添付ファイルやURLを開かないよう求めている。

(Security NEXT - 2019/12/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

研究室サーバに不正アクセス、学生情報が流出か - 室工大
高野総合Gへのランサム攻撃 - 通信機器の設定ミスに起因か
賃貸不動産内覧サービスに不正アクセス - クラウドのアクセスキーが漏洩
委託先よりDBアカウント漏洩、医療従事者情報が流出 - サノフィ
RDP接続で侵入、サーバがランサム被害 - 巴商会
運営2サイトに不正アクセス、個人情報が流出 - シャープ
JAXAに不正アクセス - 攻撃起点はVPN、未知マルウェアも
端末49台がマルウェア感染、ランサムと異なる手法 - 富士通
さらなる情報を流出させたと攻撃者が主張 - KADOKAWAが調査
不正アクセスで個人情報が流出、スパム送信も - アイザワ証券子会社