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脆弱な「Citrix ADC」の探索行為が観測される - 高まる悪用リスク

「Citrix ADC」や「Citrix Gateway」に深刻な脆弱性「CVE-2019-19781」が見つかった問題で、脆弱性を探索していると見られる動きが観測されている。同製品を採用するクラウドサービスなどにも影響が広がっている。

「CVE-2019-19781」は、リモートより認証なしに任意のコードが実行可能となる脆弱性。脆弱性を発見、報告したPositive Technologiesは、脆弱性を悪用されるとインターネット経由で1分以内に内部ネットワークへ侵入できるとして危険性を指摘している。

SANS Instituteの研究者であるJohannes Ullrich氏によると、1月7日の時点で同脆弱性のエクスプロイトの公開は確認されておらず、実効性があるエクスプロイトが利用された形跡についても確認していないが、脆弱なシステムを探索していると見られる動きをハニーポットで観測しているという。

現時点で確認されている探索行為は、エラーが出たり、一部が正しく機能しておらず、洗練されたものとは言えないが、「Citrix ADC」の稼働状況を確認したり、脆弱なURLへアクセスする機能を備えていた。発信元として欧州や中国など4件のIPアドレスを確認したとしている。

(Security NEXT - 2020/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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