Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Tools」の一部バージョンに権限昇格の脆弱性

VMwareは、「VMware Tools for Windows」の一部バージョンに脆弱性が含まれているとして、アップデートを促した。

「VMware Tools」において、ローカル環境の仮想マシンにおいて権限の昇格が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2020-3941」が明らかとなったもの。

共通脆弱性評価システムCVSSv3による同脆弱性のスコアは、最高値10のところ「7.8」で、重要度は「重要(Important)」とレーティングされている。

同脆弱性は、「Windows」向けに提供されている「VMware Tools 10」にのみ影響があり、「同11」には脆弱性が含まれる機能が含まれておらず、影響は受けないという。同社では、「同10」利用者へ「同11」にアップデートするよう呼びかけるとともに、緩和策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2020/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Palo Alto、「PAN-OS」の脆弱性を特定して修正 - すでに悪用も
Apache Traffic Serverに複数の脆弱性 - アップデートで修正
Synologyの監視カメラ3モデルに深刻な脆弱性
「MS Edge 131」を公開 - 独自含む脆弱性9件を解消
ロードバランサや「PAN-OS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
10月に完全修正された「VMware vCenter」脆弱性、悪用が判明
楽天モバイルのホームルータに複数の脆弱性 - アップデートを実施
WP向けセキュリティプラグインに深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Ivanti Avalanche」に複数脆弱性 - DoS攻撃や情報漏洩のおそれ
「Apache Airflow」に構成情報など漏洩する脆弱性