「Chrome 80」がリリース - セキュリティ関連で56件の修正
Chromeの開発チームは、「Windows」「macOS」「Linux」向けに、機能強化や脆弱性への対策などを実施した最新版となる「Chrome 80」をリリースした。
今回リリースされた「Chrome 80.0.3987.87」では、サードパーティのCookieに対する取り扱いを変更し、プライバシーの強化を図るなど機能強化を実施したほか、セキュリティに関する56件の修正を実施した。
今回のアップデートでは、CVEベースで38件の脆弱性を解消しているが、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
次に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は、インテグラオーバーフローの脆弱性「CVE-2020-6381」や、型の取り違えの「CVE-2020-6382」など11件。さらに1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性17件や「低(Low)」の脆弱性10件を修正した。
Googleでは、アップデートについて数日から数週間以内に展開していくとしている。
(Security NEXT - 2020/02/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「PAN-OS」脆弱性狙う「Lunar Peek作戦」 - FW上にウェブシェル設置
「Oracle Agile PLM」に情報漏洩の脆弱性 - 定例外パッチで緊急対応
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正を実施
NVIDIAのGPUリソース管理ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
TIBCOの分散アプリ監視管理ツールに深刻な脆弱性 - 修正アップデートが公開
「iOS」「iPadOS」のアップデート公開 - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「macOS」向けにゼロデイ脆弱性を解消するアップデート
Palo Alto、「PAN-OS」の脆弱性を特定して修正 - すでに悪用も
Apache Traffic Serverに複数の脆弱性 - アップデートで修正
Synologyの監視カメラ3モデルに深刻な脆弱性