Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチで脆弱性99件を解消 - ゼロデイ脆弱性も修正

マイクロソフトは、2月の月例セキュリティ更新を公開し、CVEベースで99件の脆弱性に対処した。すでに攻撃が確認されているゼロデイ脆弱性も修正している。

今回のアップデートは、「Windows」や同社ブラウザ「Microsoft Edge」「Internet Explorer」をはじめ、「ChakraCore」「Office」「Exchange Server」「SQL Server」「Windows Malicious Software Removal Tool」「Windows Surface Hub」の脆弱性へ対処したもの。

今回公表された脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」とされる脆弱性は12件。次いで深刻度が高い「重要」が87件だった。

脆弱性によって影響は異なるが、17件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。

あわせて「権限の昇格」「情報漏洩」「サービス拒否」「なりすまし」「改ざん」「セキュリティ機能のバイパス」といった問題へ対処した。

(Security NEXT - 2020/02/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NVIDIA License System」に脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
Kubernetesの「gitRepoボリューム」に脆弱性 - アップデートで修正
危険な脆弱性タイプのランキング - CSRFやコード挿入が上昇
米当局、AppleやOracleの脆弱性悪用に注意喚起
「Adobe InDesign」に定例外パッチ - ただし適用優先度は低
「くら寿司 公式アプリ」Android版に脆弱性 - 暗号鍵をハードコード
Fortraのセキュリティ製品、暗号化バイパスの脆弱性を修正
「Wget」非推奨機能に起因する脆弱性、アップデートで削除
「PostgreSQL」にアップデート、脆弱性を修正 - 「同12」はサポート終了へ
「VMware vCenter Server」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局