病院職員が電子カルテを不正閲覧 - 連絡先を取得
大阪市にある十三市民病院の職員が、不正に電子カルテを閲覧し、患者情報を取得していたことがわかった。
同院を運営する大阪市民病院機構によれば、問題の職員は放射線科に務める技士。2014年4月ごろから2019年2月にかけて勤務時間外に電子カルテを閲覧していた。
電子カルテに患者として登録されていた約20人ほどの同機構職員や同院委託先の職員に関する携帯電話番号などを取得、携帯電話に登録していた。一部はすでに削除されており、特定できない対象者もいるという。
今回の問題を受け、同機構では同職員を停職6カ月とするとともに、管理監督責任者3人についても処分した。また職員に対する個人情報保護やコンプライアンスに関する研修の実施や、電子カルテのアクセスログを抜き打ちでチェックするなど、再発防止防止に取り組むとしている。
(Security NEXT - 2020/04/01 )
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