Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「インドネシアからのサインイン検出」と不安煽るAmazonのフィッシング

フィッシング対策協議会は、Amazonの利用者を狙ったフィッシング攻撃が展開されているとして注意喚起を行った。

20200414_ap_001.jpg
サインインを装ったフィッシングメール(画像:フィ対協)

問題のフィッシングメールは、複数の文面が確認されているが、そのひとつではセキュリティに関するアラートを偽装。「インドネシアの東ジャワ近郊」からサインインが行われたなどとして不安を煽る内容だった。

ログイン通知を偽装したケース以外にも、「アカウント管理確認コード」などとして、心当たりがない場合はパスワードを変更するよう求めるケースも確認されている。

フィッシングサイトには、少なくとも4種類のドメインが悪用されており、パスやパラメータなどが設定された複数のURLが利用されている。

誘導後は、ログイン画面からアカウント情報をだまし取ると、緊急の確認が必要などとして氏名や住所、電話番号といった個人情報のほか、クレジットカード情報、3Dセキュアの認証情報などを入力させ、だまし取ろうとしていた。

4月14日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けてフィッシング対策協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃へ注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

9月のフィッシング報告、悪用URLが前月比4割減
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
先週注目された記事(2024年10月6日〜2024年10月12日)
フィッシングの悪用URLが前月比2.2倍 - 過去最多を更新
フィッシング報告が過去最多を更新 - 悪用URLは減少
先週注目された記事(2024年7月21日〜2024年7月27日)
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)