「Apache Tomcat」にRCE脆弱性 - 5月公開の最新版で修正済み
「Apache Tomcat」にリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性が含まれていることがわかった。5月11日以降に公開されたアップデートで修正されており、アップデートが呼びかけられている。
サーバ上のファイルを編集できるなど特定条件下においてリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2020-9484」が存在することを、同ソフトウェアの開発関係者が明らかにしたもの。重要度は4段階中2番目にあたる「高(High)」とされている。
同ソフトウェアの開発チームでは、5月11日に最新版となる「Apache Tomcat 10.0.0-M5」「同9.0.35」「同8.5.55」、同月16日に「同7.0.104」をリリースしており、これらアップデートで同脆弱性を修正済みだという。
開発者は利用者に対し、あらためてアップデートを呼びかけるとともに、脆弱性の公表を受けて、JPCERTコーディネーションセンターなども注意喚起を行っている。
(Security NEXT - 2020/05/22 )
ツイート
PR
関連記事
「NVIDIA License System」に脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
Kubernetesの「gitRepoボリューム」に脆弱性 - アップデートで修正
危険な脆弱性タイプのランキング - CSRFやコード挿入が上昇
米当局、AppleやOracleの脆弱性悪用に注意喚起
「Adobe InDesign」に定例外パッチ - ただし適用優先度は低
「くら寿司 公式アプリ」Android版に脆弱性 - 暗号鍵をハードコード
Fortraのセキュリティ製品、暗号化バイパスの脆弱性を修正
「Wget」非推奨機能に起因する脆弱性、アップデートで削除
「PostgreSQL」にアップデート、脆弱性を修正 - 「同12」はサポート終了へ
「VMware vCenter Server」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局