不正送金、前四半期の3分の1に - 被害額は7分の1以下
2020年第1四半期におけるオンラインバンキングでの不正送金被害は1億3400万円で、前期の7分の1以下へと大幅に改善した。
全国銀行協会が、会員191行を対象に同四半期におけるオンラインバンキングの不正送金被害の状況について調査したもの。預金者本人以外が不正に送金し、振込先から金銭が引き出されて被害者へ返還できなかったケースを集計した。
同四半期の不正送金による被害は290件。2019年は各四半期いずれも100件以上で推移し、第3四半期に496件、第4四半期に864件と急増したが、前四半期の約3分の1へと大幅に減少した。
しかしながら、2017年から2018年にかけては、各四半期いずれも100件未満で推移しており、高い水準であることに変わりはない。
不正送金被害の動向(グラフ:全銀協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2020/06/26 )
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