Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ひっかからないで!」JC3が詐欺の注意喚起動画

ウェブサイトを閲覧している際に、「マルウェアに感染した」「iPhoneが当選した」などとだまし、金銭や個人情報をだまし取る詐欺が発生しているとして、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は、手口を紹介する動画を公開し、注意を呼びかけている。

いわゆる「サポート詐欺」は、実際には端末上で不具合など発生していないにも関わらず、ブラウザ上で「マルウェアへ感染した」などと偽の「警告画面」を表示したり、音声を流す手口。不安を煽って画面上の「サポート」を称する電話番号に電話をかけさせ、外部から遠隔操作が可能となるソフトをインストールさせたり、サービスの契約、製品の購入などを迫る。

また「iPhone」をはじめ、商品の当選やプレゼントなどを装い、アンケートや送付先などと称して個人情報を詐取するケースも発生している。

いずれも従来より見られる手口だが、被害があとを絶たないことから、注意喚起を実施した。YouTubeにて公開した動画では実際に詐欺サイトがどのように動作するのか、具体的に紹介している。

同センターは、警告画面や当選画面が突然表示されても慌てず、ブラウザを閉じたりパソコンを再起動するなどの対応を行うよう求めている。


JC3によるサポート詐欺の手口紹介動画(動画:YouTube)

JC3によるiPhone当選詐欺の手口紹介動画(動画:YouTube)

(Security NEXT - 2020/07/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

12月は「金融犯罪撲滅推進月間」 - 全銀協が啓発活動
官民でフィッシング啓発キャンペーン - 安易なクレカ入力に注意喚起
サポート詐欺被害で個人情報流出の可能性 - ウエルシア薬局
NTTセキュリティHDとトレンド、生成AIを悪用した脅威への対策で協業
標的型攻撃メール訓練サービスに「サポート詐欺」対策など追加
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
11月に「フィッシング対策セミナー 2024」がオンライン開催
付属病院でサポート詐欺被害、個人情報流出の可能性は低い - 杏林大
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
「アイフル」装う偽メール - 融資関連の連絡やフィッシングの注意喚起を偽装