野球場予約システムが休止、不正ログイン試行で - 川崎市
神奈川県川崎市は、公共利用施設予約システム「ふれあいネット」による野球場の利用予約を休止した。不正なログインの試行により、利用者のアカウントがロックされる被害が相次いだという。
同市によれば、7月7日から9日にかけて、おもに野球場を使用している利用者において、第三者によって不正にログインの試行が行われ、アカウントがロックされる被害が相次いで発生したもの。
アカウントがロックされてシステムが操作できないといった問い合わせが複数の利用者から寄せられ、問題が判明した。個人情報の流出などは確認されていないとしている。
今回の問題を受けて同市では、野球場の予約にあたり、同システムで公平性を確保できないと判断。9月利用分以降の野球場の抽選申し込みと8月利用分以降の野球場の予約について受け付けを休止した。
詳しい原因について調査を進めるとともに警察へ相談。システムの改修や監視強化といった対策を検討している。休止中の予約方法については調整を進めており、決定次第公表する。
また屋外スポーツ施設やバーベキュー場、屋内スポーツ施設、教育文化会館、市民向け施設など、野球場以外の施設については、従来どおりシステムによる抽選や予約の受け付けを継続する方針。
(Security NEXT - 2020/07/13 )
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