関電の「はぴeみる電」に不正ログイン - 複数海外IPアドレスから試行
関西電力は、電気やガスの使用量や料金を確認できる利用者向けウェブサービス「はぴeみる電」において、本人以外の第三者による不正ログインが発生したことを明らかにした。
同社によれば、8月5日0時前後より、同社以外で入手したIDとパスワードを用いて第三者が本人になりすまし、ログインを試みる不正アクセスが行われたもの。5件のアカウントでログインを許したことが同日判明した。
不正ログインされた会員では、氏名や住所などの個人情報が第三者から閲覧されたことがわかっているが、ポイントの交換や契約プランの変更といった被害は確認されていない。
海外のIPアドレスからの攻撃を検知し、同社ではアクセスを遮断したが、IPアドレスを変更しながら複数回にわたり大規模な攻撃が展開されたという。具体的な試行回数や発信元の地域については明らかにしていない。
同社では対象となる会員について、不正ログインに用いられたパスワードでログインできないよう対策し、個別に説明を行っている。また同サービスを利用するすべての会員に対し、注意喚起のメールを送信する予定。
(Security NEXT - 2020/08/07 )
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