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ヤフーのID管理サーバに不正アクセス - 最大2200万件のID抽出ファイルがサーバ内に

ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のIDを管理するサーバが不正アクセスを受けたことがわかった。

サービスを運営するヤフーによれば、5月16日の21時ごろに外部から不正アクセスが発生。最大2200万件のIDのみ抽出されたファイルがサーバ内に生成され、外部へ送信された可能性があるという。パスワードをはじめ、ID以外のデータ流出については否定した。

同社では、同ファイルの外部流出について確認していないが、流出の可能性を否定できないと説明。流出した可能性があるIDは、サービス利用時に表示されることもある公開情報であり、IDのみでログインなどを行うことはできないとし、危険性が少ないことをアピールしている。

同社は、4月2日にも不正アクセスを受けており、不正プログラムがサーバ内で動作していたことがわかっている。外部流出は未然に防いだものの、サーバ内部に約127万件の利用者情報を抽出したファイルが作成されていたことから、監視体制を強化していた。

同社は、前回の不正アクセスが発生したあとに実施した対策で、関連アカウントに関する認証の再設定が社内で徹底できていなかったと原因を分析。利用者へ謝罪した。

(Security NEXT - 2013/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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