開示不要の個人情報を債権者に誤って提供 - 第一生命
第一生命は、債権者が差し押さえた契約の解約手続きにおいて、本来開示する必要がない個人情報を提供していたことを明らかにした。
同社によれば、1045件の情報を誤って開示していたもの。必要経費など税務申告に関する情報を誤って提供したケースは、公的機関に対する1008件を含む1031件にのぼるという。
また契約者の電話番号や、被保険者の生年月日、契約年齢、性別、受取人、保険期間、保障内容、配当金、一部振込口座と言った契約情報を記載した契約明細書14件を誤って開示していた。
同社では、契約内容の契約書類にあらかじめ印字する事務システムを用いており、契約者の手続き利用する書類をそのまま債権者の手続きに使用していたのが原因で、誤って開示している認識もなかったという。
同社では再発を防止するため事務手順などの変更を実施した。誤って開示した個人情報が不正利用されたといった報告は受けていないとしている。
(Security NEXT - 2013/11/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
東京海上Gの顧客情報が流出した可能性 - 損査業務には影響なし
委託先がランサム被害、顧客情報が流出した可能性 - 大樹生命
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
保険会社2社の業務委託先より顧客データ約200万件が流出
アンケートで回答結果閲覧できる管理者URLを誤送信 - マニュライフ生命
メール通知サービスで個人情報が閲覧できる脆弱性 - 第一生命
マイナンバー含む共済金の支払調書データを誤廃棄 - JA福井県
保険契約者の個人情報含む資料を紛失 - 日生グループの保険代理店
個情委、「内定辞退率予測サービス」で行政処分 - 利用企業にも指導
東京海上日動子会社の代理店に不正アクセス - メールボックス内の個人情報などが流出